映画「魔女の宅急便」を観て原作者が激怒したって本当?!


スタジオジブリで作られた大人気映画、『魔女の宅急便』。

『風の谷のナウシカ』、『となりのトトロ』を制作するも赤字。そこで最後の作品として挑んだのが『魔女の宅急便』でした。広告宣伝に力を入れたのが功を奏し、ジブリ初の興行収入は36.5億円となり、魔女の宅急便は大ヒットとなりました。

魔女の宅急便は、完全なるジブリのオリジナルではなく、原作の物語が存在します。

魔女の宅急便とは?

1989年公開された『魔女の宅急便』。13歳のキキが、魔女の修行のため知らないうちに住み着き、様々な人との出会いを通じて成長していくストーリーです。

魔女のキキにはお話のできる相棒の黒猫ジジがいます。

荒井由美の「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」の楽曲が採用されています。

原作の物語が存在していた!

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キキの本が沢山の国で出版されました。英語版もでましたよ。 翻訳をしてくださった各国の翻訳者さん、有難う! “Kiki’s delivery service” has published in many countries until now.  English edition has just published from Delacorte Press, an imprint of #randomhouse Children’s Books.   You can read this book in various languages, such as Italian #kikiconsegneadomicilio simplified Chinese #魔女宅急便 Spanish #nickylaaprendizdebruja Swedish #kikisexpressbud Russian #bедьминаслужбадоставки Vietnamese #phùthuykiki Korean #마녀배달부키키 French #kikilapetitesorcière Indonesian #titipankilatpenyihir etc! To my dear translators, thank you so much for your translations!! Arigato! from Eiko #魔女の宅急便 #児童文学作家 #キキ #ジジ #kikisdeliveryservice #eikokadono #kiki #jiji

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魔女の宅急便には原作の物語があります。児童文学の小説家、角野栄子さんが書いた「魔女の宅急便」が原作となっています。

魔女のキキが10歳から35歳になった姿が描かれていて、原作は6巻まであり、最初の1.2巻が映画化されたと言われています。

映画『魔女の宅急便』その後のあらすじ

魔女の宅急便原作』3巻ではキキは16歳になり、そのもとへケケという12歳の女の子が転がりこんできます。自由奔放で小生意気なケケにふりまわされながらもキキは少しずつ変わっていきます。ふたりが反発しあいながらもお互いにとって大切なものをもとめて成長していく姿が描かれています。

4巻では17歳になったキキ。進学のために遠くの街にいったしまったトンボを想う気持ちが育っていきます。

5巻ではドレスデザイナーをしているサヤオと出会い仲良くなります。ある日、キキは魔力が弱まり、高く飛べなくなります。魔女である自分を見つめ直していきます。

6巻ではキキは35歳になっています。トンボと結婚して出来た双子ニニとトトが魔女の修行に旅立ちます。

原作者 角野栄子さんのプロフィール

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四連休、テレビの中の人たちみんな嬉しそう。 やっぱりウキウキがないとね。 いいお天気、これは我慢したご褒美ね。 私はまだちょっと怖くて、巣ごもり中。 でも、おいしいもの作って、私もワクワクしよう。 具だくさんのおこのみ焼きにしましょう。チーズを入れるのが私流。 We have a 4-day holiday now, and people in a TV screen look very happy to me. There must be an excited thing in life after all. Great weather, this is a reward for our patience. Still I feel a bit anxious and I’m staying inside. Well, I will cook up something delicious to feel excitement. I’m thinking of making “Okonomi-yaki(Japanese savory pancake)” with lots of vegetables. My style is to add some cheese. #魔女の宅急便 #キキ #ジジ #児童文学作家 #おうちごはん #お好み焼き #4連休 #料理好き #ステイホームの過ごし方 #kikisdeliveryservice #kiki #jiji #stayhome #over80 #over80style #eikokadono

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24歳のときにブラジルに自主移民として行き、2年滞在。その後「ルイジンニョ少年 ブラジルを訪ねて」を執筆し、1970年ノンフィクション作家デビュー。

娘が書いた魔女の絵から着想を得て、魔女の宅急便が作られていきました。

2018年、児童文学のノーベル賞と呼ばれる国際アンデルセン賞作家賞しています。

現在85歳、インスタグラムもやっていて、もともとデザイン系のお仕事をしていたとか。とても生き生きしておしゃれなご婦人ですね。

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2018年の国際アンデルセン賞 作家賞を授賞した角野栄子さん。その授賞式が8月31日、アテネにあるギリシャ国立オペラハウスで行われました。 授与式のあとに語られた角野栄子さんの授賞スピーチは世界中から集まった子どもの本に関わるたくさんのゲストに大きな大きな感動を届けていました。スピーチの内容など様々なメディアで紹介されていくと思いますので、ぜひご注目ください。授賞式のあとテラスにでてアッチと記念撮影も。 #角野栄子 #国際アンデルセン賞 #アッチコッチソッチの小さなおばけシリーズ #佐々木洋子 #ギリシャ国立オペラハウス #ポプラ社 #角野栄子の小さなおばけシリーズ #おばけのアッチ

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「創作の上でこだわっていることはありますか」との質問に角野さんは、

「何でも魔法で叶えられるのは嘘くさくなる」「キキの魔法は一つだけ。ほうきで空を飛ぶことだけに限定しようと思った」「魔法が一つであれば壊れることもあるし飛べなくなることもある。それを13歳の女の子がどうやって工夫して乗り越えていくか」

このことこそが物語が面白くなるポイントだと創作秘話を語った。

映画化された上で、宮崎駿監督と数回対談が設けられたとのこと。原作者が激怒した!と噂になったのはここから推測されたのでしょうが、原作者が映画化に否定的になったのは間違いなさそうですね。

お話の筋がちょっと違うのでびっくりしました。私はもう少し可愛いラブストーリーになるかと思ってたんです。

角野栄子のインタビュー

原作との違いは4つあった!

https://twitter.com/fcbliebe1900/status/1243516668338483200?s=21

大まかな流れやストーリーに変更はないものの、ジブリの作り出した世界観と原作はいくつか違いがあります。

キキはロングヘアー

原作のキキはロングヘアーで黒いリボンを付けています。

しかし映画では短い髪で大きな赤いリボンです。作画の上で難しかったため、短くなったそうです。

トンボ、本名「コポリ」の性格

原作では、飛行クラブで魔女のホウキを研究していた気の弱い少年。

しかし映画では、「明るくて頭もいいけどちょっと不良」を基に描かれた、当時モテると言われていた性格がトンボの性格になっています。

パーティの日も雨の中キキを待ち続け、その後謝ってきたキキに、「全然平気だよ!君こそ雨の中大変だったね」と相手のことを気遣える優しい少年。

黒猫のジジが話せなくなった

映画ではスランプに陥ったキキが、ジジと話せなくなってしまいます。映画の最後に飛べる力が戻っても、ジジは「ニャ~」というたけで話せないまま。

原作ではジジと話せるように戻ります。

飛行船の救出シーンはなかった

映画の魅せ場である飛行船からのトンボ救出シーン。このシーンに関しては完全にジブリのオリジナルで原作には一切出てきません。

救出の時、たまたま街の人に借りたデッキブラシで飛びますが、その後はキキに憧れてデッキブラシを持つ子供が登場しています。

森で出会った画家、実は・・・

原作ではキキとジジを描いた作品が入選するというものですが、映画ではお届け物を落とした際に森で画家と出会い、悩みを相談できる良き友達として出てきます。絵を描くことに没頭している19歳の画家の名前は「ウルスラ」。

実はこのウルスラ、キキと同じ声優さんが声を担当しているんです。

キキの声がなかなか決まらない時、ウルスラ役で決まっていた高山みなみさんがキキ役のオーディションも受け、役を勝ち取ったとか。声優の高山みなみさんが、一人二役を演じているなんて、すごすぎる!

映画化されてから原作を読む人が増え、原作との違いはあるものの、色々なキキを受けいれてもらえた、色々な人が創るキキを見れ楽しかったと角野さんは考えているようです。

原作があり、映画があり、実写版もある魔女の宅急便。

わたしのキキはわたしの中にいるんだけど、宮崎さんのキキ、蜷川さんのキキ、清水さんのキキっていうのが、またそれぞれ違って面白いかな

シネマトゥデイ

原作者の角野栄子さんは初めてジブリの魔女の宅急便を見た時の印象を聞かれ、インタビューでこう答えていました。

「あれ?」と思いました。鈴木(敏夫)さんというプロデューサーが「宮崎駿という人は、あまり原作を使わないので有名だからね」って言うので、そのつもりでいましたけど、私は「タイトルと名前は変えないでください」「世界を変えないでください」とだけ申し上げたんです。だけど、お話の筋がちょっと違うのでびっくりしました。私はもう少し可愛いラブストーリーになるかと思ってたんです。映画を見てから原作を読む方がすごく多くて、それはそれでよかったと思います。

AERAdot

まとめ

原作があり、映画があり、実写版もある魔女の宅急便。

原作者が激怒かは定かではないけれど、数回の対談を経たということは考え方の違いがあったのは本当のようですね。

映画ではスタジオジブリのオリジナルの飛行船からの救出シーンもあり、壮大なストーリーになっています。

映画をみてから角野さんの原作を読み、キキのその後の成長を見る人が多いようですね。思春期真っ只中のキキの成長が自分とリンクする人も多いのでは。

気分転換したい時、前向きになりたいときに是非観たい一本です。



1 個のコメント

  • 魔女の宅急便に原作があったんですね。
    やっぱり、キキととんぼは結ばれるんですね。良かった!
    原作ではキキがロングヘア-なんですか。私たちはもうショートカットのキキに見慣れてしまっているので、オリジナルのロングヘア-の方が逆にしっくりこないですね笑
    個人的にはショートカットの方が活発な感じがして好きですけど。

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